巨大恐竜がこの夏、千葉の幕張メッセに集結します。本展は、「竜脚類」と呼ばれる恐竜にスポットを当てた展覧会です。竜脚類は、長い首と尾が特徴で、史上最大の陸上動物とされています。
目玉は、竜脚類の一種で、ヨーロッパ最大の恐竜「トゥリアサウルス」。スペインで発見されたもので、復元骨格(半身)が日本で公開されるのは、今回が初めてです。
このほか、おなじみのティラノサウルスの全身骨格もお目見えするなど、展示物は200点以上に及びます。会場で、デッカい恐竜たちに取り囲まれながら、大昔の世界を体感してみませんか。
迫力ある展示物
ヨーロッパ最大の恐竜「トゥリアサウルス」は全長約30メートルと推定されています。
その骨格(半身)が組み上がった姿は壮大で、見る者を圧倒します。
トゥリアサウルス 復元画
日本初公開が目白押し
トゥリアサウルス(産出地スペイン)の復元骨格を始め、エウヘロプス(同中国)やライスロナックス(同北米)の全身骨格が日本で初めて公開されます。
左:トゥリアサウルス 復元骨格(半身) © Fundación Dinópolis/右上:トゥリアサウルス 復元画/右下:ライスロナックス 全身復元骨格 全長約8m
総合監修:マーティン・サンダー ボン大学教授
フライベルク大学(ドイツ)卒業。1984年テキサス大学(アメリカ)で修士号、1989年チューリッヒ大学で博士号取得。ゴールドフース博物館(ボン大学付属博物館)で学芸員として勤務後、現職。化石の骨内部組織から、恐竜(特に竜脚類)・海生爬虫類を中心とした絶滅動物の生理・生態・進化を研究している。学術論文・著書は約160編にのぼる。
最新研究が学べる
竜脚類はどうして、これほど大きくなり得たのか。竜脚類研究の第一人者、ドイツ・ボン大学のマーティン・サンダー教授による最新の研究成果を紹介します。
マンモスも登場
クジラやマンモスといった恐竜以外の巨大生物も展示します。会場は、巨大な動物たちで埋め尽くされ、その大きさを比べながら、見て回ることができます。
ケナガマンモス 全身復元骨格 豊橋市自然博物館所蔵